こんにちは!内田です。
いよいよ明日からゴールデンウイークですね。
ずっとお天気もいいみたいなので、お店も忙しいのではないでしょうか。
今日は「好き、を仕事にする」というテーマについて書いてみようと思います。
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私は音楽が大好きで、高校生時代CDショップでアルバイトをしていました。
私は映画も大好きで、大学生時代映画館でアルバイトをしていました。
そのうちそういうコンテンツそのものを作り、発信する仕事に憧れ
関西のテレビ局のインターンシップに参加しました。
でもその世界を知っていくうちに、それを仕事にするべきではないと
ずっとそれらを純粋に好きでいられるように、
一生ただのイチユーザーでいようと決めました。
私は食べること、飲むこと、
そういう日常が非日常に変わる外食の空間も大好きでした。
だから数年経験を積んで母親と京都で小料理屋をやりたいと思い、
大学を卒業後、店舗マネジメントがすぐに学べる会社に入社しました。
でも現実は、まったくそんな甘いものではありませんでした。
すぐに現場を任せてもらっても、自分の無力さに嘆く日々・・
下積みを怠り、正解ばかりを追い求めようとしていた自分の甘さ。
家庭料理しか作れない自分が、リーダーという立場すら理解していない自分が、
イチから新業態を作り上げ毎日店を営業するということ。
それはただ好きという想いだけでは、到底成し遂げられない大仕事でした。
その全ては日常の積み重ねであり、
例えば一瞬でも期待を裏切れば命取りになってしまうことの恐ろしさ。
そして映画や音楽と違って、
そのコンテンツであるお酒や料理や価格設定も、
パッケージである店舗造作や空気感も、
セールスやサービスをしてくれるスタッフの教育も、
これからの売上計画も、業態イメージも、口コミや販促のコントロールも、
そのなにもかも全てを自らの手で作り出さなければならないことの難しさ。
権限を与えられた分、責任も全て自分にのしかかってくる。
気が付けば目の前の仕事に追われ、
大好きだった外食の場に勉強にもいけなくなっていました。
好きなこと、好きなもの。
人は結局それを守るために、イチユーザーであるか、
もしくはビジネスとして捉えずただ表現するか、
どちらかを選択してしまうのではないでしょうか。
でも、好きをきちんと仕事にできる可能性はもちろんゼロではないと思います。
あきらめず願い続け、継続し続け、逃げなければ。
独立を考え、今まさにウィンキューブのレストランファンドによる独立の扉の
前に立ってくださっている皆さん。
これだけはもう一度肝に銘じてから、その扉をノックしてください。
独立しあなたのお店を持つこと、これをゴールだと決して思わないで下さい。
独立しあなたのお店を持つこと、ただの自己表現の場には決してしないで下さい。
もちろん【好き】だからできる【仕事】です。
でも【好き】だけではできない【仕事】です。
あなたに、その覚悟はありますか?
「何バカ言ってる、俺は年とって足が動かなくなるまで店に立つ覚悟だ!」
「これまでたくさんの店を成功へと導いてきた。いい加減オリジナルで勝負したいんだ!」
そんな果敢なみなさんの挑戦を、是非お待ちしております!!